紀貫之が書いたとされる土佐日記の冒頭門出で 「船路なれど、むまのはなむけす。」という言葉が出てきますね。では「むまのはなむけ」とは?
「むまのはなむけ」=馬の鼻向け・・・昔、旅に出る人の無事を祈って、乗る馬の鼻をその行く先へ向けてやったところから、旅立つ人の安全を祈り、前途を祝して、酒食をもてなしたり、品物を贈ったりすることをいいました。また、その品物。餞別 (せんべつ)のことでもあります 。人の門出と同じ、出立の安全祈願なんですね。
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